クレジットカード業界探検隊

クレジットカードのサービスはいかに立案・提供されているか?クレジットカード会社へのインタビュー取材でお伝えします。

2009年7月8日
第5回

ポイントを高速道路料金として使える!
ドライバー必携のカードが今、人気

東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)

NEXCO東日本が発行するクレジットカード『E-NEXCO pass』がドライバーのあいだで注目を集めている。というのも、貯まったポイントが高速道路料金として使えるほか、カーライフを中心としたさまざまなサービスが受けられるからだ。そこで、『E-NEXCO pass』の魅力と使いこなし術について探ってみた。

●ETC利用者の増加とともに加入者が急増中

2009年3月から始まった「土日祝日は、ETC搭載車は高速道路料金が一律1,000円」(※首都高など一部道路は適用外)は、景気が低迷し、遠出したくてもできなかった家庭にとって、待ちに待った朗報であった。それに伴ってクレジットカード利用者が増えてきた。というのも、ETCの料金はクレジットカードのしくみを使って決済される。つまりETCを利用するには、クレジットカード会社にクレジットカードやETCカードの発行を申請する必要があるからだ。
こういった状況の中でドライバーたちから今、好評を得ているのがNEXCO東日本から発行されている『E-NEXCO pass』だ。「高速道路会社だからこそできるドライブサポートのひとつとして、2006年12月にカードの発行を始めました。カーライフを中心としたサービスを取り揃えることで、発行当初に目標としていた会員数は、予定よりかなり早くクリアしそうです」と語るのは、東日本高速道路株式会社・事業開発部でカード事業を担当する荻野政行氏。高速道路を管理・運営する会社ならではの強みを活かしたサービスが、ドライバーの人気を集めているようだ。

●最大の魅力は、ポイントを高速道路料金に還元できること

では、ほかのクレジットカードとどのような違いがあるのだろうか?「最大の特徴は、貯まったポイントを全国の高速道路料金として使えること。これが少しでも高速道路料金を抑えたい利用者に好評の最大の理由だと考えています。」(荻野氏)エリアを選ばず、"全国"の高速道路で利用できるのは画期的だ。高速道路料金の無料通行には、ETCマイレージサービスがある。『E-NEXCO pass』ならETCマイレージとE-NEXCOポイントがダブルで貯まるため、さらに無料通行分を増やすことが可能になる。
また、高速道路を頻繁に利用しない人への配慮も万全だ。「日常的に車を利用しない人のことも考え、貯めたポイントは永久保存にしました。」(荻野氏)これなら有効期限を気にせず、安心して利用できる。
こうした"利用者目線"で考えられたサービスや特典は、ほかにも数多く取り入れられている。そのひとつが、ロードアシスタントサービスが選択できる点だ。ヘビーユーザーの中には、すでに利用している人も多いため、ロードサービスの有無によって年会費に差をつけている。とはいえ、初年度会費は無料で、年に1度でも使えば、翌年度も無料になる。 さらに、海外旅行傷害保険やカード盗難保険のほか、ETCゲート車両お見舞金制度など、高速道路を管理・運営する会社ならではの特典も見逃せない。